なぜ3D-CTスキャンが必要なのか?
二次元レントゲン診断の問題点
近年普及されてきたデジタル画像処理により、歯や骨の状態は鮮明にみることができるようになりました。同時に従来の2次元的レントゲンの問題点もうきぼりにされてきました:
レントゲン画像から忠実な測量が出来ない
二次元画像歪曲倍率比 (20-25%)が可変性で測量が正確に出来ない
重なり合う物体の部分が分別できない
解剖学的異変を見つけることが出来ない
顎骨のくぼみやえぐれ
顎骨の鋭く尖った峰の様な表面の測量ができない
大きな骨髄空間
神経束の延長
骨の質と骨密度
顎骨の角度が判らない
二次元画像の20-25%もある歪曲倍率比の為に従来は顎骨の縦幅と横幅の測量は概算でしかできない。
その上に、インプラントを挿入するのに必要な平らな面を形成するときに削る骨の量も概算でしかできず、正しいインプラントのサイズを選ぶのが困難であった。
二次元画像では第三の次元、「奥行き」を調べる事が全く出来なく、その上顎骨の形、特に表面のくぼみ、顎骨内部の骨髄空間の大きさなどが判らないが故に、インプラントが顎骨からはみ出たり骨との結合がうまくいかない事態も起こりうる。

3D-CT画像
3D-CT 画像は:
- 0.1mm 単位で実物の骨に忠実な測量診断が可能
- 画像拡大による歪がない
- 重なり合う物体の部分が分別できる
- 解剖学的異変を見つけることができる
顎骨のくぼみやえぐれが見えて対応できる
顎骨の鋭く尖った峰の様な表面が見えて測れる
大きな骨髄空間が判る
神経束の延長が見える
骨の質と骨密度不足が測量できる
- 顎骨の角度が判る
3DコーンビームCTスキャンを使用することにより、歯科医はインプラントのサイズや入れる位置の確認などを事前に正確に把握でき、又
、術後インプラントが正確に入っているかどうかの確認も行えます。